国宝、夜空に映える 29日から瑞龍寺ライトアップ

試験点灯で照らされた国宝瑞龍寺の山門

 国宝瑞龍寺(富山県高岡市関本町)を舞台にした「春のライトアップと門前市」が29日から5月1日まで、開かれる。新型コロナ禍での中止を経て、2019年以来4年ぶりの開催となる。28日夜に試験点灯があり、色とりどりの光に照らされた山門や仏殿、法堂(はっとう)が夜空に幻想的に映えた。

 実行委員会のメンバーが日没とともに、山門や仏殿などに光を当て、色のバランスや光量、照射の角度を確かめた。音楽が流れる中、山門の左右に広がる回廊の壁面をスクリーンに見立てたプロジェクションマッピングの投影も行った。

 ライトアップは各日とも午後7時から同9時半まで。ライトアップに先立ち、同6時から門前市があり、富山、石川両県の5店が飲食物を販売する。岐阜県美濃市の「美濃和紙あかりアート展」の優秀作品30点の展示もある。

 運営協力費(入場料)800円、中学生以下無料。周辺に駐車場はなく、イオンモール高岡(高岡市下伏間江)の駐車場を臨時無料駐車場とし、無料シャトルバスを運行する。実行委主催、北日本新聞社など共催。

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