ドネツクで市民9人死亡 東部、バフムトも攻防

 ウクライナ東部ドネツク州の州都ドネツクに28日、ウクライナ側から激しい砲撃があった。同州はロシア側行政府「ドネツク人民共和国」が大半を実効支配しており、ロシア側市長によると子どもを含む市民9人が死亡した。インタファクス通信が伝えた。北大西洋条約機構(NATO)側がウクライナに供与した長距離砲とみられ、住宅や病院などに着弾したという。

 激戦が続く同州バフムトでは、28日もウクライナ側が抗戦する市西部にロシア側部隊が攻勢を続けた。民間軍事会社ワグネルの司令官はロシア通信に対し、バフムトと西方の街フロモボをつなぐ最後の幹線道路を支配下に置きバフムト包囲を目指していると述べた。

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