ブンデスリーガで降格圏の17位に低迷するシャルケは残り5試合で逆転残留を目指す。
そうしたなか、『Der Westen』は、吉田麻也の復帰に期待していた。
今季シャルケに加わった34歳のベテランDFは第27節までは全試合に先発出場。その後、練習で筋繊維断裂を負ったことでヘルタ戦(〇5-2)とフライブルク戦(●4-0)を欠場したが、29日に行われるブレーメン戦には復帰できそうだという。
『Der Westen』
ホームでの勝利というミッションのなかで非常に重要な復帰がありえるかもしれない。
25節以来となるモーリッツ・イェンツと吉田のコンビが復活しうるのだ。シャルケはこの2人のコンビでまだ1度も負けていない。
吉田はシャルケ1年目でジェットコースターのような体験をした。
このベテランは、前半戦の大部分では落ち着きがなく、不安定で一貫性がなかった。パフォーマンスのほとんどであまり説得力がなかったのだ。
だが、1月にイェンツが加わると吉田は大幅に改善し、力強いパフォーマンスを発揮するようになった。
吉田がふとものの筋肉を負傷したことで欠場した2試合では、代役のマルツィン・カミニスキが出場。彼はヘルタ戦ではよかったが、フライブルク戦ではいいパフォーマンスを見せることができず。
この2試合を外から見守ることしかできなかった吉田だが、ブレーメン戦では復帰できそうだ。トーマス・ライス監督は「彼はいい感じだ」と説明しており、復帰の可能性は高い。
吉田の復帰はシャルケに大きく貢献しうる。この日本人がイェンツとのコンビに復帰すれば、成功者デュオが戻ってくるのだ。
2人が最終ラインに入るとシャルケは1試合も負けておらず、8試合連続無敗をキープしている。後半戦はこの2人が成功を保証する存在になっていた。
吉田とイェンツが組んだ8試合は4失点しかしていないが、2人のどちらかがいない4試合は12失点している。
また、チームはその4試合で1勝しかできず。この悲惨な記録を出来るだけ早く改善しなければいけない。
吉田とイェンツの無敗コンビの復帰が期待されているようだ。
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1月にセルティックからローンで加わった23歳のイェンツについては、吉田も変なことをしないと信頼を寄せている。