スーダン、米民間人数百人が出国 「引き続き支援」

 【ワシントン共同】米国務省のパテル副報道官は28日の記者会見で、戦闘が続くスーダンから米国の民間人数百人が既に出国したと明らかにした。「現地にいる米国人の支援に引き続き注力していく」と強調した。

 スーダンには、二重国籍者を中心に米国人が推定1万6千人残っているとされていた。米大使館員らは既に退避している。パテル氏は「これまで5千人に満たない米国人が米政府からの情報提供を求め、その一部が出国を希望した」と述べた。

 ニューヨーク・タイムズ紙電子版は米国人約300人を乗せたバスが現地時間28日、スーダンの首都ハルツームから紅海に向けて出発したと報道した。

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