伊勢甚友部スクエア リニューアルオープン 地域のにぎわい創出

伊勢甚友部スクエアが開業し、スーパーには買い物客の列ができた=笠間市住吉

ホテルや不動産事業を手がける伊勢甚本社(水戸市、綿引甚介社長)は28日、完全建て替えにより建設していた複合商業施設「伊勢甚友部スクエア」をオープンした。食品スーパーや薬局が並び、開店前から多くの買い物客が列を作った。

施設は1999年オープン。さらなる地域のにぎわい創出を図ろうと2021年7月に一度閉店し、再開業を準備していた。同日開店したのは食品スーパー「ヨークベニマル」、ドラッグストア「カワチ薬品」、100円ショップ「ダイソー」、「ケンタッキーフライドチキン」の計4店舗。「炭火くしやき鳥専亭」や貴金属買い取り「ジュエルカフェ」などが順次開店予定。

約2万8800平方メートルの敷地内には、大型遊具のある「こども広場」やキッチンカーの常設場所を設けた。伊勢甚本社不動産開発部によると、地域の憩いの場としての利用も見込む。

買い物に訪れた同市の60代主婦は「生活に必要なものがそろうので再開するのを楽しみに待っていた」と話した。同社の綿引社長は「地域に寄り添っていける施設にしていきたい」と述べた。

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