マリナーズ・ケルニックの活躍を憧れのフィリーズ・ハーパーが称賛

メジャーの壁にぶち当たった2シーズンを経て、ついに才能を本格開花させようとしているジャレッド・ケルニック(マリナーズ)。日本時間4月26日からマリナーズは敵地でフィリーズとの3連戦を戦ったが、ケルニックは憧れの選手であるブライス・ハーパー(フィリーズ)がチームに帯同していることを知り、「え、彼がここにいるの?」と興奮気味に話していた。ケルニックは「迷惑になるかも」と直接挨拶をするのを自重したが、ハーパーは今後直接話をする機会があることを望んでおり、3連戦の終了後にはケルニックにテキストメッセージを送ったという。

ケルニックにとって、ハーパーは幼少期のお気に入りの選手であり、憧れの存在だった。ハーパーがトミー・ジョン手術からの戦列復帰を目指して熱心にトレーニングしている様子を、マリナーズの他の若手選手とともに眺めていたが、「邪魔をしてはいけない」と挨拶には行かなかった。しかし、ハーパーのほうも今季のケルニックの活躍ぶりを認識しており、「僕は彼のスイングが大好きなんだ。メジャーで苦労していたのも知っているし、ようやくメジャーの舞台で輝くチャンスを手に入れたね」とコメント。「彼はいい選手だよ。今季は間違いなく活躍するだろうね」と称賛した。

特にハーパーの目を引いたのは、ケルニックが逆方向への本塁打を連発していることだ。「彼は今、投球に集中することができている。見ていて楽しいよ。逆方向に強い打球を打てる選手なら、誰でも活躍の場は広がっていく」とハーパー。「僕たちは子供のころから同じゲームをしているということを忘れてはいけない。そうすれば、気持ちも楽になる。自分らしく、いつも通りにプレーすればいいんだ」とメジャーの舞台で活躍するための心構えを熱弁した。

ケルニックは現在23歳。メジャー1年目の2021年は93試合に出場して打率.181、14本塁打、OPS.615、昨季は54試合に出場して打率.141、7本塁打、OPS.534に終わったが、今季はここまで23試合に出場して打率.316、7本塁打、OPS1.046の好成績を残し、長打率.671はリーグトップの数字である。ハーパーに「彼の未来はかなり明るいよ。今後の活躍が楽しみだね」と言わせるほどの輝きを放っているケルニック。本格開花のシーズンとなりそうな今季、どんな成績を残すのか楽しみだ。

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