クラフトビールや浜焼きを 鴨川の前原・横渚海岸に商業施設オープン オリジナルお土産販売も

新たにオープンした「Kamogawa SEASIDE BASE」。「カモガワブルワリー」では海を眺めながらクラフトビールやパンが味わえる=鴨川市

 千葉県鴨川市の前原・横渚海岸エリアにある市魅力体験広場内で整備が進められていた商業施設「Kamogawa SEASIDE BASE(カモガワシーサイドベース)」が、オープンした。クラフトビールや地元海産物の浜焼きを味わったり、オリジナルのお土産を購入したりでき、同海岸周辺地域のにぎわい創出拠点として期待される。

 シーサイドベースは、鴨川初のクラフトビール醸造所やベーカリーなどを設けた2階建ての「カモガワブルワリー」、浜焼きやバーベキューが楽しめる「シーフードマーケット」、オリジナルのお土産品などを販売する「ビーチマーケット」の3施設で構成。「潮騒市場」などを運営する「正和物産」(鴨川市)が魅力体験広場の一部を市から借り受けて整備、運営する。

 「カモガワブルワリー」では3種類のクラフトビールの飲み比べができるほか、出来たてのパンやロティサリーチキンなどを提供。太平洋を望む抜群のロケーションも魅力で、夏にはテラス席から大輪の花火が楽しめる。

 「ビーチマーケット」内ではお土産品販売のほか、同市の山田青果店がフルーツジュースとスムージーの専門店を出店。地元で菓子製造や販売などを行う「わづくり」が手がけるスイーツ店「果房KOFUKU」では、鴨川産の香り豊かな甘夏と濃厚なチーズを組み合わせた新感覚のソフトクリームなどが味わえる。

 正和物産の藤巻武仁社長(62)は「鴨川シーワールドに次ぐ第二の観光地として、観光客だけではなく地元の人にも愛される施設を目指したい」とコメントした。

 開設は27日。5月2日までオープニングイベントとしてクラフトビールやお土産品などの割引を行うほか、オリジナルエコバッグや花の苗をプレゼント。営業時間は「カモガワブルワリー」が午前8時~午後9時、「ビーチマーケット」が午前9時~午後6時(果房KOFUKUは午前10時~午後5時)、「シーフードマーケット」が午前10時~午後4時。

 問い合わせはシーサイドベース(電話)04(7096)7676。

「カモガワブルワリー」で味わえる焼きたてのパン

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