
有田焼の産地、佐賀県有田町で29日、春の大型連休恒例の有田陶器市が始まった。大雨が降りしきる中、熱心に焼き物を品定めする県内外の買い物客でにぎわった。昨年は新型コロナウイルス禍で店舗数を減らすなど規模を縮小したが、今年は従来と同規模の約420店が出店。5月5日までで、120万人の来場が見込まれている。
陶器市はJR有田、上有田の両駅間約3キロの大通りが中心。会場を周遊してもらおうと、スマートフォンでスタンプを集め景品に応募するスタンプラリーを新たに始め、有田焼の茶わんでおかゆを食べられる人気企画も再開した。