柔道七戸、6月で現役引退 最重量級で2度の世界2位

七戸龍

 柔道男子100キロ超級で2014、15年世界選手権銀メダルの七戸龍(34)=九州電力=が29日、6月の全日本実業団体対抗大会を最後に現役引退する意向を明らかにした。全日本選手権で初戦敗退し「ここまで柔道をさせてもらって悔いはない」と語った。

 引退後は九州電力に残り、後進の指導に携わる予定。母校福岡大の強化にも意欲を示し「九州から全国で活躍する選手を育てる力になりたい。柔道を通し、地域活性化にもつなげられれば」との考えを示した。

 七戸は沖縄県出身。沖縄・那覇西高から進んだ福岡大で頭角を現した。193センチの長身で筋肉質の体を誇り、大内刈りを軸にした攻撃力で活躍した。

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