ゴールデンウィークは中ごろほど晴れて夏日続出 屋外・屋内問わず熱中症に注意

 ゴールデンウィークは晴れる連休中ごろを中心に気温が高く、西日本や東日本では25℃以上の夏日が続出する予想。まだ暑さに慣れていない時季のため、屋外・屋内問わずに熱中症に気を付けて連休を楽しむようにしたい。

西・東日本では25℃以上の夏日続出する予想

 29日(土・祝)からはゴールデンウィークという人が多いかもしれない。今年は連休のはじめと終わりに雨が降りやすく、雨や風が強まって荒れた天気となるおそれがある。連休中ごろは晴れる所が多いため、この晴れ間を有効に使うとよさそう。

 また、連休のもう1つのポイントは「暑さ」だ。晴れる連休中ごろを中心に、気温は平年より高い所が多い予想。西日本や東日本では、最高気温が25℃以上の夏日となる所が続出する予想。
 まだ暑さに慣れていない時季のため、熱中症など体調管理に気を付けた方がいいだろう。

熱中症は予防が肝心 対策例を確認

 例年、熱中症は5月ごろから発生し始めると言われている。対策として、屋外では帽子をかぶり、日陰を利用するなど暑さを避け、こまめに水分を摂取することが大切だ。汗を多くかいた場合は、適度な塩分補給も必要。屋内でも風通しを良くしたり、暑さを我慢せずに空調設備を利用した方がいいだろう。また、車を利用する機会が増えるため、車内での熱中症にも注意が必要。
 特に高齢者や子ども、体調が優れないときや持病のある人は熱中症になりやすいとされているため注意したい。

もし熱中症の疑いがある場合

 環境省によると、万が一熱中症の疑いがある場合はすぐに涼しい場所へ避難し、衣服をゆるめて体を冷やし、水分・塩分を補給した方がいいとしている。体を冷やす際は、脇の下、足の付け根や首などの太い静脈がある場所を冷やすのが効果的とされている。
 また、速やかに医療機関を受診し、意識がない場合や水分が摂れない場合はすぐに救急車を呼び、到着までの間は積極的に体を冷却するよう呼び掛けている。

(気象予報士・鈴木悠)

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