米ファースト銀行、3行目破綻か 「公的管理準備」と報道

米ファースト・リパブリック銀行本社=3月、サンフランシスコ(ゲッティ=共同)

 【ニューヨーク共同】巨額の預金流出に伴い株価が急落した米中堅銀行のファースト・リパブリック銀行が近く公的管理下に置かれると、ロイター通信が28日報じた。実際にそうなれば、3月のシリコンバレー銀行(SVB)などに続く3行目の米銀破綻で、2008年の金融危機リーマン・ショック後で最大の破綻規模となる。金融不安が再び広がる懸念があり、市場関係者の関心が高まっている。

 ファースト銀の同日の株価は前日終値比43%下落し、3.51ドル。SVB破綻前と比べ9割超の下落となる。米紙ウォールストリート・ジャーナルは28日、公的管理下に入った後に複数の銀行が買収することを検討中と報じた。

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