
大相撲の春巡業は29日、川崎市とどろきアリーナで行われ、夏場所(5月14日初日・両国国技館)で大関昇進に挑む関脇霧馬山は、元大関で再入幕確実な十両朝乃山らと15番取り「ちゃんと力を出せる相手と相撲が取れた。番数は少なかったけど、いい感じ」と手応え十分の様子だった。
他に元大関で幕内の高安、遠藤の実力者とも申し合いを重ねて9勝6敗。先場所の覇者は「前へ進んでいくだけ。あとは稽古するしかない」と気合十分に語った。
朝乃山は9番。得意の右四つに加えて押し相撲を見せる場面もあり、攻めの幅を広げる姿勢がうかがえた。