迫力の横野滝 つややか新緑と共演 “津山の奥座敷”4年ぶり滝開き

 “津山の奥座敷”として親しまれる津山市上横野の横野滝の滝開きが29日、4年ぶりに行われた。観光客らは、数日前の雨で勢いを増した清流と、新緑の共演を堪能していた。

 横野滝は吉井川の支流・横野川の源流近くにある一の滝(落差8メートル)、二の滝(15メートル)、三つの滝つぼを持つ三の滝(36メートル)の総称。紅葉シーズンが終わる11月初旬までを中心に年約6万人が訪れる。

 竜神宮がある二の滝前での神事には地元住民ら約20人が参加。観光客の安全を祈願した。近くで今季の営業を始めた茶屋「もみじ亭」では記念の餅まきもあった。

 友人と訪れた小学校教諭の男性(52)=倉敷市=は「流れ落ちる音が大きく迫力満点。新緑もつややかで美しい」と話していた。

© 株式会社山陽新聞社