5月の先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)を前に、被爆地の広島市を訪問した体操男子の内村航平さんらG7各国のアスリートが29日、市内の体育館で地元の子どもや保護者、約400人との交流会に参加した。内村さんは「平和を象徴する折り鶴」をイメージして美しい側方宙返りを披露し、歓声を浴びた。
日本や欧米のアスリートが倒立競争で会場を盛り上げたほか、小学生30人に体操や新体操を指導した。内村さんは「スポーツには平和をもたらす力がある。(お互いを)たたえ、喜びを分かち合って会場が一体となった」と笑みを浮かべた。
被爆2世でもある国際体操連盟の渡辺守成会長が広島訪問を発案した。