社長としての手腕に期待が集まる小栗旬

俳優の小栗旬が、今夏に所属事務所「トライストーン・エンタテイメント」の社長に就任することを、各スポーツ紙が報じた。

各紙によると、26日に行われた事務所の創業30周年パーティーで現社長の山本又一朗氏が発表し、小栗も意気込みを語ったという。

パーティーには所属タレントを含む約400人が参加。近く取締役会で正式決定され、小栗は俳優業を続けながら〝二刀流〟で社長業をこなすことになり、山本氏は会長に就任する見込み。

同事務所は、沢田研二主演の映画「太陽を盗んだ男」(79年)などを手がけた映画プロデューサーの山本氏が93年に設立。

昨年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に主演した小栗を筆頭に、綾野剛、田中圭、坂口健太郎、間宮祥太朗、木村文乃ら主演級が顔をそろえ、世界的に人気の韓国のグループ・BTSと業務提携を結んでいることも知られている。

「社長に就任することもあり、どうやら、小栗はハリウッド進出の夢をあきらめ、ここ数年、社長就任にあたっての〝帝王学〟をたたきこまれていたようだ。ほかのタレントも小栗が社長なら納得するだろう」(芸能記者)

俳優としては申し分のない実績の小栗だが、社長としての手腕にも期待されているというのだ。

「社交的で兄貴肌とあって、ほかの事務所の若手でも小栗を慕うタレントは多い。日本の芸能界の労働環境の改善を図ろうと、自らが主導して組合を設立しようとしていたこともあっただけに、社長就任後、芸能界の改革に取り組んでほしいもの。小栗を慕ってほかの事務所から移籍するタレントも少なからずいるのでは。とはいえ、俳優業の仕事はセーブしながら社長業をこなすことになりそうだ」(芸能事務所関係者)

社長になったからには新しい人材の育成もこなすことになりそうなだけに、〝小栗二世〟が誕生するかもしれない。

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