人体の仕組み 楽しみながら体験 コンベックス岡山 家族連れどっと

胃の中の食べ物に見立てたボールを転がして遊ぶ子どもたち

 人体の仕組みを体験型展示で紹介する「超からだのひみつ大冒険」が29日、岡山市北区大内田のコンベックス岡山で始まった。大型連休初日とあって大勢の家族連れが詰めかけ、多彩なアトラクションを楽しみながら生命の不思議さに触れた。5月7日まで。

 巨大な人間の口のバルーンが入り口。トンネル状の胃の中で食べ物に見立てたボールを転がす「胃のなかコロコロ」をはじめ、小腸の壁面にあるひだや突起物をイメージした「絨毛(じゅうもう)くぐりぬけ小腸」、肛門から脱出するお尻の形をした滑り台など、食事を取ってから消化、排せつするまでの流れが体験できるようになっている。

 大脳や肺といった臓器の実際の重さが体感できる模型の展示や、心臓の音を聞いて、どの動物のものかを当てるクイズもある。

 家族で訪れた倉敷市立葦高小2年の男児(8)は「初めに人間の口の中や食道をくぐっていくのが面白かった。食べ物が消化されていく仕組みがよく分かった」と話していた。

 午前9時~午後4時。3歳~小学生は千円、中学生以上は1400円。2歳以下は無料。問い合わせはコンベックス岡山(086―292―6111)。

 イベントはコンベックス岡山、テレビせとうち、ティ・シー・シー、山陽新聞社主催。

大きな口の「ぱっくんエントランス」をくぐって、体の仕組みを学びに行く来場者

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