米カリスマ司会者が79歳で死去 6カ月前までテレビ出演 がんで闘病も力尽く 

米人気トーク番組『ジェリー・スプリンガー・ショー』の司会者を務めたジェリー・スプリンガーさんが死去した。79歳だった。

スプリンガーは、数カ月間のがんとの闘病の後今週になって病状が悪化、27日にシカゴの自宅で他界したことを、家族のスポークスマンのジェネ・ガルビンがTMZに明かした。

友人でもあったガルビンはこう語っている。「ジェリーの人とつながる能力は彼の成功の核心でした。ジェリーはその話題が政治、報道、写真、また道行く人々との冗談でさえ、それがどんなものであろうと挑戦しました」「彼はかけがえのない存在であり、その喪失感は計り知れませんが、彼の知性、心、ユーモアの記憶は生き続けることでしょう」

スプリンガーは、1970年に米国下院議員選挙で落選したものの、翌年にはシンシナティ市議会議員に当選。1977年には1期だけ同市の市長として活躍し、その後、過激な話題で知られた自身の冠番組の司会を1991年から2018年まで務め名声を得た。亡くなる6カ月前に『ザ・マスクド・シンガー』の最終シーズンにザ・ビートルとして出演したのが最後のテレビ出演となった。

スプリンガーは2018年、デイリー・エクスプレス紙にこう語っていた。「トークショーがこれほど長く続いたのは、それがバカバカしいからさ。ニッチな存在なんだ。とんでもない個人的な関係を描いていて、あまりにとんでもないから、他の番組が真似しようとしないんだ。若い視聴者向けだしね」

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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