ヘリが上空から交通違反監視、パトカーと取り締まり連携 福井県警、GW中の事故防止へ

高速道路での交通取り締まりに向かうパトカー=4月28日、福井県福井市の北陸自動車道福井IC

 ゴールデンウイーク(GW)期間中、高速道路での交通事故を防ごうと、福井県警は取り締まりを強化する。4月28日に福井市の北陸自動車道福井インターチェンジ(IC)で出動式があり、パトカーと県警ヘリ「くずりゅう」がパトロールに出発した。

 出動式には県警高速隊と警察航空隊などから20人が参加。交通部長は「安全な高速道路利用のため、悪質な違反の取り締まりを」と述べた。

 この日はヘリが上空から監視し違反車両を見つけパトカーに伝えた。午前10時から午後5時までに速度違反13件、シートベルト非着用8件、携帯電話使用など4件の計25件を摘発した。

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 国土交通省によると、23日の福井IC―鯖江IC間の交通量は約2万6700台。新型コロナウイルス禍前の2019年同時期の約9割まで回復している。高速隊は▽全座席でシートベルト着用▽疲れたらこまめに休憩▽譲り合いの気持ちを持った運転―を呼びかけている。

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