レンジャーズ・デグロムが右肘炎症で戦線離脱 3年連続のIL入り

日本時間4月30日、レンジャーズのクリス・ヤングGMはジェイコブ・デグロムを右肘の炎症により15日間の故障者リストに登録したことを発表した。レンジャーズは日本時間4月29日のヤンキース戦に5対2で勝利したが、この試合に先発したデグロムは4回途中で降板。試合後、右前腕の張りと球団から発表されていたが、MRI検査の結果、右肘に炎症がみられることが判明した。ヤングGMは「慎重に進めていくつもり。今後数日間は様子を見ようと思う」と話している。

現在34歳のデグロムは、昨季終了後にメッツからフリーエージェント(FA)となり、5年1億8500万ドルの大型契約でレンジャーズに加入。今季はここまで6試合に先発して30回1/3を投げ、2勝0敗、防御率2.67、45奪三振をマークしているが、日本時間4月18日のロイヤルズ戦でも右手首の痛みを訴えて4イニングを投げただけで降板していた。ヤングGMはこの右手首の痛みと今回の右肘の炎症が「医学的に十分に関連しているとは言えない」としつつも、手首をかばいながら投げたことが肘に悪影響を及ぼした可能性については否定していない。

メッツ時代の2018年と2019年に2年連続でサイ・ヤング賞を受賞し、球界最高の投手の1人に数えられるようになったデグロムだが、出力アップに伴って故障が目立つようになり、規定投球回をクリアしたのは短縮シーズンの2020年が最後。2021年は15先発で92イニング、昨季は11先発で64回1/3しか投げられておらず、故障者リスト入りするのはこれで3年連続となった。なお、デグロムの代役として、今季ここまでロングリリーフを担って防御率1.77の好成績を残しているデーン・ダニングがローテ入りする見込みとなっている。

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