奥州市水沢地域の春の風物詩、日高火防祭(ひたかひぶせまつり)(実行委主催)の本祭は29日、同地域中心部で、新型コロナウイルス禍を経て4年ぶりに開かれた。豪華絢爛(けんらん)なはやし屋台が練り歩き、街に一大絵巻を繰り広げた。
6町組のはやし屋台がみやびなおはやしを奏でながら運行。午後6時半ごろ、水沢駅前に集結して一斉に奏でる「そろい打ち」が披露され、大勢の人が酔いしれた。
大和田文香さん(北上・黒沢尻東小4年)、実紀さん(同2年)姉妹と一緒に訪れた母裕美さん(39)は「久しぶりに人が集まり、気分が高揚する」と笑みを見せた。