30日(日)午後は次第に天気回復 ゴールデンウィーク後半は再び雨や風強まるおそれ

 きのうは西から低気圧や前線が近づいて西日本を中心に本降りの雨となり、風も強まって荒れた天気の中でゴールデンウィークがスタートを切った。この先、4日(木・祝)ごろからはまた西から低気圧や前線が日本付近に近づく見通し。連休最終日となる7日(日)にかけて、再び荒れた天気となるおそれがある。

30日(日)午後 関東や東海などは雨残りやすい

 連休2日目のきょう30日(日)午前は低気圧や前線がさらに日本付近に近づき、西日本だけではなく東日本や北日本でも本降りの雨となり、沿岸部を中心に風が強まった。

 午後になると次第に前線や低気圧が離れていくため、西日本、北陸から北日本では晴れ間が戻り、最高気温は20℃前後の所が多く過ごしやすい陽気が戻る見込み。

 一方、前線の影響が残りやすい東海は夕方、関東は夜、沖縄や奄美は夜遅くにかけて雨が降ったりやんだりとなりそうだ。

5月は青空でスタートも局地的に天気急変のおそれ

 あす5月1日(月)になると大陸からは高気圧が移動してくるため、朝から広く晴れる見込み。ただ、上空にはこの時季としては強い寒気が流れ込むため大気の状態は不安定の見通し。午後は北陸、関東から北日本で急な雨や雷雨となるおそれがある。山や川のレジャーは空模様の変化に気をつけたい。

連休終盤は広く雨 交通機関に影響が出る可能性も

 2日(火)から3日(水・祝)にかけては上空の寒気が抜けていき、高気圧に覆われて安定した青空が広がる見込み。絶好の行楽日和となりそうだ。最高気温は西日本や東日本で25℃以上の夏日になる所があるため、屋外や車内での熱中症に注意が必要。

 4日(木・祝)も東日本や北日本では晴れて暑くなる見通し。ただ、西からは低気圧や前線が近づき、西日本では天気が下り坂となりそうだ。雨の範囲は連休最終日となる7日(日)にかけて東日本や北日本にも広がる見通し。雨足や風が強まり、再び荒れた天気となるおそれがある。

 交通機関に影響が出る可能性もあるため、連休中はこまめに予報を確認し、最新の情報に気をつけた方がよさそうだ。

(気象予報士・鈴木悠)

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