渋滞注意!合間を縫って追い越すバイク増、運転に慣れない人も大勢お出かけ イオンで事故防止を呼びかけ

抽選の当選者にヘルメットを手渡す県警職員=27日、イオンモール川口

 ゴールデンウイーク(GW)中の交通事故防止を呼びかけようと、埼玉県警交通安全総務課などは27日、イオンモール川口でキャンペーンを行った。同課のほか、県防犯交通安全課や地元の交通安全協会の約20人が啓発品などを配った。

 同課によると、大型連休中は車の運転に慣れていない人が運転手になることも多く、交通事故が多発する可能性が高まるとして、来場者に注意を促した。

 キャンペーンでは、4月から施行された改正道交法で、自転車利用者のヘルメット着用が努力義務になったことへの周知も行った。ヘルメットの利用状況に関するアンケートに回答すると、その場でヘルメットが当たる抽選会も行われた。

 当選した1歳の子供を持つ女性は「子供を保育園に送るために毎日自転車に乗るので、ヘルメットは欠かせない。大型連休中は交通量も増えると思うので、いつもより安全に配慮しながら運転したい」と笑顔を見せた。

 同課は「渋滞が発生すると、その合間を縫って追い越しをするバイクなども増える。『思いやり運転』をキーワードに運転してほしい」と呼びかけた。

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