ヘリ機体引き揚げは1日以降 悪天候、30日は中止

陸自ヘリ事故の現場海域に展開する作業船「新世丸」。悪天候のため機体引き揚げに向けた作業は中止となった=30日午前、沖縄県・池間島から撮影

 沖縄県宮古島付近の陸上自衛隊UH60JAヘリコプター事故で、民間作業船による機体引き揚げに向けた30日の作業は、悪天候のため中止となった。この日の現場海域は波が高く、作業が難しかったという。5月1日以降に再開し、準備が整い次第、引き揚げに着手する。今後も波や潮流などの影響で遅れる可能性がある。陸自への取材で分かった。

 機体は宮古島の西隣にある伊良部島の北約6キロ、水深約106メートルの海底に残されている。複数の作業船が4月28日以降、到着しており、29日には機体や海底の調査を実施。30日も同様に状況を調べた後、引き揚げに移る方針だった。

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