鹿児島県奄美大島に生息する特別天然記念物のアマミノクロウサギの交通事故死を減らそうと、環境省が観光施設や役場に事故件数を表示する掲示板を設置した。島民や観光客に事故数を知らせることで、安全運転を心がけてもらう狙い。
環境省によると、奄美大島で2022年に交通事故で犠牲になったアマミノクロウサギは21年より45匹多い107匹。今年は3月末までに昨年より3匹多い26匹が死んだ。増加傾向にある事故死を減らせるかどうかが課題となっている。
「ストップ！ロードキル」と書かれた掲示板は4月27日に設置。1月から前月末までの交通事故件数と、昨年1年間の件数を、それぞれ表示している。
