高安、地元の応援に笑顔 春巡業終了、照ノ富士は皆勤

大相撲の春巡業でぶつかり稽古の霧馬山に胸を出す高安=茨城県神栖市

 大相撲の春巡業は30日、茨城県神栖市で最終日を迎え、同県土浦市出身で元大関の幕内高安がひときわ大きな声援を浴びた。夏場所(5月14日初日・両国国技館)は幕内上位への復帰が確実。「神栖市には少年野球の試合で来て、本塁打を打った思い出がある。ファンの熱量がすごくて、とてもパワーになった」と笑みを浮かべた。

 高安は朝稽古の申し合いには加わらなかったが、ぶつかり稽古で大関候補の関脇霧馬山に胸を出した。「強いお相撲さんの当たりを受けて、自分も感化される」と刺激を受けた様子。初日直前まで出稽古が可能となり「部屋に他に関取がいないので、本当にありがたい。積極的に行きたい」と前向きだった。

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