王林、2年目の抱負は「私利私欲」の追求 30代で〝芸能界引退宣言〟も

バラエティー番組を中心に活躍し、4月からはTBS系連続ドラマ「ラストマン―全盲の捜査官―」にレギュラー出演するタレント・王林。このほどよろず~ニュースの取材に応じ、昨年4月の東京本格進出からの1年を振り返った上で、新たな1年に向けての思いを語った。

昨年ブレークのタレント第1位にも選ばれるなど、活躍の場を一気に広げた。「ありがたいことに、皆さんに知っていただけて、メディアにもたくさん出させてもらえて…」と語りつつ、「その時々に、自分ができる青森のPRの仕方をしようとしていて、青森に関することはこれからも続けたいなって思います」と笑みを浮かべた。

一方で、仕事が激増した事による〝悩み〟も口に。「やっぱりこういうのをずっと続けていると、自分が本当にやりたいことがなかなかできなくなってくる」と訴えつつ、「将来の目標として、青森県のことを世界中に発信したいっていう気持ちがあるので、今は日本で発信できてるなとは思うんですけど、そこ飛び越えて海外にっていうのも本当にちゃんと考えて、自分の人生設計、大きい人生設計として留学などもしたいと思っています」と話した。

さらに「今はまだ何にもわからないですけど、30代ぐらいからは、あまり芸能界をやりたいなとは思ってないですね」と驚きの発言も。「30代からは、自分で起業して、ちゃんと青森になるためになることを自分の力でやっていきたいなって思っています。県知事が目標としてはありますけど、形は違っても、いろいろ影響を与えられて、青森を発信できる存在になれたらいいなと思うんです」と言葉に力を込めた。

その意味では、ソロ活動2年目に入るこれからを「1つ、勝負というか、この先を決めていく1年になると思います」と、現在にかける思いは強い。その上で、この1年の抱負については「いろいろあるんですけど、四字熟語で表すと『私利私欲』です」とキッパリ。その理由として「あまりプラスの意味で使うように熟語じゃないのもわかった上でこれにしたんですけど、今まではやっぱり、グループ(りんご娘)のためとか、誰かのためっていうのが自分の中で第一優先で、自分がやりたいことと向き合ってこなかったなあと思ってて…。なので、自分はこれがしたいんだ!っていうものをちゃんと確立できる年にしたいなっていう思いです」と語った。

昨年1年間は、「いろいろお仕事をさせてもらって、自分と向き合う時間もありながら、今後どうやっていきたいかを見つけることができた」という王林。「結局のところ、青森のために何かしたいっていうのが自分の根底にあるって気付いたんです。自分のためより、何かのための方が頑張れる。だから、私が好きなもののために頑張るのが、私利私欲なんです」と声を弾ませ、「お金とかもね、今自分がいくら稼いでいるかもよく分からないんですけど、できるだけ青森で使いたい。だから、やっぱり青森にいる時間を長くしたいんですよね」と笑顔で話した。

(よろず~ニュース・福島 大輔)

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