深夜…家族が犠牲か 性別不明3人の遺体、全焼した住宅で発見 夫婦と息子が連絡取れず JR駅近くの住宅街

住宅全焼、焼け跡から3人の遺体=川越市

 29日午前0時28分ごろ、埼玉県川越市小室の80代男性方から出火、木造2階建て住宅が全焼し、焼け跡の家屋内からいずれも性別不明の遺体3体が発見された。川越署によると、男性は90代の妻と60代の長男との3人暮らし。3人とは連絡が取れておらず、同署では遺体は男性らの可能性があるとして身元の確認を急いでいる。

 通行人が「民家から火が出ている」と110番。火は男性方の東側にある一戸建て住宅1棟に燃え移り全焼したほか、周囲の家屋の外壁なども一部焼損。けが人はいなかった。

 同署は放火と失火の両面の可能性があるとみて、出火原因など詳しく調べている。

 現場はJR川越線西川越駅から東方向に約1キロの所にある住宅街。

© 株式会社埼玉新聞社