新緑の渓谷美、郷土芸能楽しむ 新見で三室峡しゃくなげまつり

 新見市神郷油野の三室総合案内所一帯で30日、「三室峡しゃくなげまつり」(三室観光組合主催)が開かれ、家族連れらが新緑の渓谷美や郷土芸能を楽しんだ。

 三室峡に自生する千本以上のシャクナゲは見頃を終えているが、来場者は渓流沿いを散策しながらせせらぎや澄んだ空気を満喫し、リラックスしていた。

 会場のステージでは、地元の神郷神明社による備中神楽、住民有志3人の神郷太鼓が披露され、大きな拍手を浴びていた。ヤマメの塩焼きや山菜うどんの販売コーナーもあり、長い列ができていた。

 家族3人で訪れた倉敷市立第二福田小4年女子(9)は「三室峡に初めて来たけど、景色がきれいで心が落ち着く。うどんもおいしかった」と笑顔を見せていた。

 祭りは新型コロナウイルスの影響で、4年ぶりに開催された。

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