パラグアイで大統領選 中国、台湾外交に注目

30日、パラグアイ・アスンシオンで投票する男性(共同)

 【アスンシオン共同】南米で唯一台湾と外交関係を持つパラグアイで30日、アブド・ベニテス大統領の任期満了に伴う大統領選が実施された。台湾との関係維持を明言する与党候補と、台湾との断交を前提とする中国との国交樹立を示唆する野党候補による事実上の一騎打ちとみられ、台湾外交の行方が注目される。

 世論調査などでは、与党の中道右派ペニャ元財務相(44)と、野党連合の中道右派アレグレ元公共事業・通信相(60)による接戦の様相。

 大統領選には12人が立候補。有権者数は約478万人。新大統領は8月15日に就任し任期5年。

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