首相、エジプト博物館視察 ODAで建設支援

エジプトの首都カイロ近郊ギザで建設中の「大エジプト博物館」を視察する岸田首相(手前左から2人目)=30日(共同)

 【カイロ共同】岸田文雄首相は30日(日本時間同)、エジプトの首都カイロ近郊ギザで建設中の「大エジプト博物館」を視察した。日本が政府開発援助(ODA)を拠出し、国際協力機構(JICA)などが収蔵品の修復を支援している。視察にはエジプトのマドブリ首相が同行した。

 岸田氏は、日本の円借款で整備中の地下鉄が、カイロと博物館を結ぶ計画になっていると説明し「開業が待ち遠しい」と期待を示した。マドブリ氏は「近く開館するので、そのときに来てほしい」と招待した。両氏が視察後、記者団に語った。

 博物館はクフ王などの三大ピラミッドの近くに建設中。新型コロナウイルスの感染拡大などを受け、開館が延期されている。ツタンカーメンの「黄金のマスク」やひつぎなどが展示の目玉となる。

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