<レスリング>東京オリンピック王者のゲーブル・スティーブンソンが復活優勝…2023年全米オープン選手権

 

 2023年全米オープン選手権が4月26~29日にラスベガスで行われ、2021年東京オリンピック・男子フリースタイル125kg級優勝のゲーブル・スティーブンソンが同級で優勝。プロレス・デビューを先送りにして来年のパリ・オリンピックへ向けてスタートした。女子76kg級では、世界選手権6度優勝のアデライン・グレイが優勝を逃した。

 スティーブンソンは,準決勝で今年の全米学生(NCAA)王者のメイソン・パーリスを破るなどして決勝へ進み、世界選手権で2度、銅メダルを取っているニック・グウィザドウスキーをテクニカルフォールで破った。男子フリースタイルでは、92kg級で昨年の世界選手権3位だったジェーデン・コックスが97kg級に出場して優勝した。

 ともに、6月に予定されている世界選手権代表選考会「FINAL X」で、今年の世界選手権出場を目指す。昨年の世界選手権のメダリストはこの大会の出場を免除され、「FINAL X」へ出場する。

 出産のため選手生活を離れていたグレイは約1年半ぶりの復帰。決勝まで進んだものの、2021年世界ジュニア選手権72kg級優勝のケネディ・ブレイデスにテクニカルフォールで敗れた。

125kg級の選手にして空中回転をこなす運動神経を持つゲーブル・スティーブンソン! パリのマットに立てるか=2021年東京オリンピック

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