NBA「近づいている」 バスケ馬場トークイベント

ワールドカップへの意気込みを語る馬場選手=都内

 米プロバスケットボールNBA下部Gリーグでマーベリックス傘下レジェンズ所属の馬場雄大選手(27)=富山市奥田中、富山一高OB=は30日、都内で行われたトークイベントで、NBAに向けて「一歩ずつ近づいている。本当にいきます」と宣言した。8月に日本などで開幕するワールドカップ(W杯)について「自分の将来を左右する戦いになる」と力を込めた。

 今季がGリーグ3季目で「監督や選手からも信頼を得られた。納得はいかないが、いいシーズンだった」と振り返った。

 NBA選手へのステップとして「まだまだ知られていない」とし、着実に見せ場をつくり「長いスパンで考えている」と語った。

 W杯はパリ五輪の切符をつかむためにも重要とし、1次リーグ突破を目標に掲げた。1カ月ほど前に帰国し、日本代表のトム・ホーバス監督から直接指導を受け、3点シュートなどを中心に練習している。

 奥田中の後輩の八村塁選手(レーカーズ)と米国で食事したことを紹介し「今はシーズンに集中しているが、W杯の用意はできていると思う」と話した。最近「どはまりしている」という瞑想(めいそう)やボクシングの実演も披露した。

 富山のファンに向け「富山の存在は今も大きい。NBA選手になるのを見届けてほしい」と話した。

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