スーダン停戦延長再び表明 3日まで、衝突収まらず

煙が上がるスーダンの首都ハルツーム=4月30日(ゲッティ=共同)

 【カイロ共同】スーダンで戦闘を続ける軍と準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」は4月30日、停戦を再び72時間延長することに合意したとそれぞれ表明した。これまでの停戦期間は30日いっぱいまでだったが、5月3日まで延長されることになる。

 ただ、停戦期間中も首都ハルツームなどで衝突が収まっておらず、予断を許さない状況が続いている。スーダン保健当局によると、戦闘の死者は528人、負傷者は約4600人に上っている。

 軍とRSFは、相手側が停戦を守っていないと非難合戦を続けている。多くの住民や日本人を含む在留外国人がスーダン国外に退避した。

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