陸自ヘリ機体引き揚げへ調査再開 民間作業船、沖縄・宮古島沖

陸上自衛隊のUH60JAヘリコプター(同隊HPから)

 沖縄県宮古島付近の陸上自衛隊UH60JAヘリコプター事故で、民間作業船は1日午前、海中の調査を再開した。遠隔操作型無人潜水機(ROV)を海中に投入した。4月30日は悪天候で作業が中止となっていた。調査が終わり次第、引き揚げに移る方針。早めの引き揚げ完了を目指しているが、波や風など天候次第で作業が遅れる可能性もある。

 政府関係者によると、引き揚げ作業では、ROVのロボットアームを使って、機体を大型の網の上に載せて、引き揚げる方法が検討されている。

 陸自によると、引き揚げ作業の場所は、宮古島の西隣にある伊良部島の北約6キロ、水深約106メートルの海底。

陸自ヘリ事故の現場海域で機体引き揚げに向けて準備を続ける作業船「新世丸」=1日午前、沖縄県・池間島から撮影

© 一般社団法人共同通信社