大関昇進を狙う関脇霧馬山は1日、東京・両国国技館で記者会見に臨み「チャンスだし、最後と思ってやっていきたい。勝ち越して2桁にいきたい」と抱負を述べた。小結の初場所で11勝4敗、新関脇の先場所を12勝3敗で初制覇。大関昇進の目安とされる直近3場所合計33勝には、10勝で到達する。
初日直前まで出稽古が可能となったことは、陸奥部屋で他に関取がいない霧馬山にとって朗報だ。今後は新関脇若元春の荒汐部屋、関脇大栄翔の追手風部屋に出向く予定という。「稽古しかないので、何よりも稽古のことを考えて」と自らに厳しい姿勢を示した。
豊富な稽古量で力をつけてきたモンゴル出身の27歳が、大きな目標に挑む。