全労連系の第94回中央メーデーが1日、東京都渋谷区の代々木公園で開かれた。新型コロナ対策の人数制限をなくし、大規模開催は4年ぶり。実行委員会によると、約1万5千人が参加した。全労連の小畑雅子議長は「正規と非正規雇用、男性と女性の賃金格差がますます広がっている」と指摘し、是正が必要だと訴えた。
全日本国立医療労働組合の前園むつみ委員長は「コロナ禍で疲弊しているのに賃金は上がらずストライキを決行した。使命感だけでは働き続けられない」と強調。回転ずしチェーン「スシロー」のストに参加したアルバイトの男子大学生は、パートの主婦が仲間に加わるなど賃上げ要求の輪が広がっていると報告した。