クールビズ 岡山県内でスタート 県職員ら軽装勤務 10月末まで

 地球温暖化の防止に向け、軽装勤務で夏場の電力消費を抑える「クールビズ」が1日、岡山県内の官公庁や企業で始まった。県は10月末まで県民運動を展開し、協力を呼びかける。

 県庁では多くの職員が上着を脱いで出勤。県新エネルギー・温暖化対策室では半袖シャツや薄手のブラウスで業務に当たる姿が見られた。期間中、職場や家庭で冷房使用時の室温を28度程度に抑えてもらう。5、10月は移行期間と位置付けて柔軟な対応を求める。

 1日は県環境文化部の大熊重行部長が県商工会議所連合会と岡山経済同友会(いずれも岡山市北区厚生町)を訪ねて協力を要請。同連合会の高橋邦彰専務理事は「電気代などの高騰も踏まえて各企業に推進を求めたい」と話した。

 クールビズについて環境省は在宅勤務などで働き方が多様化しているとして、運動期間を全国一律に5~9月とする方式を取りやめ、2021年度から各都道府県が独自に期間を定めている。

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