現地時間2023年4月28日の夜、テイラー・スウィフトが、米アトランタのメルセデス・ベンツ・スタジアム公演で「Coney Island」をライブ初披露した。アルバム『エヴァーモア』に収録されているザ・ナショナルとのエモーショナルなコラボ曲で、テイラーとフロントマンのマット・バーニンガーの掛け合いが印象的だが、この日はテイラーによるピアノの弾き語りでお披露目された。
「Coney Island」を熱狂的なファンで埋め尽くされたスタジアムに向かって紹介する際、テイラーは慎重に言葉を選び、何か特別なものを用意しているが、そのサプライズは彼女一人で届けると話した。
「他のアーティストについて話したり、言及したりするとき、その人がこの場にいなければ、ここにはいないと伝えなければならないと思います」と彼女は観客に語りかけ、「ここには他の誰もいません。私だけです。私しかいないです」と続けた。
「でも、別のアーティストの話をしようと思います。スタジアムという場所は巨大なので、きちんとコミュニケーションを図ることは大切ですよね、なのでそうしています。今日、素晴らしいニュー・アルバムをリリースしたアーティストについて話したいと思います。ザ・ナショナルの新しいアルバムが発売されました。このバンドは、歌詞をはじめ、シーンを作り出す能力、ストーリーを語る才能など、言葉で言い表せないほど私に影響を与えてくれました。皆さんも知っている通り、アーロン・デスナーはザ・ナショナルのメンバーで、彼は私の人生を完全に変えました」と彼女は説明した。
テイラーはさらに、バンドのニュー・アルバム『ファースト・ツー・ページズ・オブ・フランケンシュタイン』について語り、自身が参加した収録曲「The Alcott」についても触れた。そしてピアノの前に座った彼女は、【The Eras Tour】のサプライズ曲のコーナーで、ファンが生で聴きたいと切望していた「Coney Island」を歌い出した。
「彼らのニュー・アルバム“ファースト・ツー・ページズ・オブ・フランケンシュタイン”のために、一緒に曲を作ることができたのは幸運でした。ぜひチェックしてみてください、ストリーミングしたり、アナログ盤を買ってください。彼らのことを本当に愛していますし、私にとても親切にしてくれました。そのニュー・アルバムに収録されている“The Alcott”は歌いませんが、ぜひその曲も聞いてくださいね。これから“Coney Island”を歌います」と彼女は前置きした。
