東証続伸、終値2万9123円 約8カ月半ぶり高値、円安好感

2万9千円台を回復した日経平均株価の終値を示すモニター=1日午後、東京都中央区

 週明け1日の東京株式市場は外国為替市場で円安ドル高が進んだのを好感し、輸出関連銘柄を中心に買いが広がった。日経平均株価(225種)は続伸し、終値は前週末比266円74銭高の2万9123円18銭と、年初来高値を前週末に続いて更新。2022年8月17日以来、約8カ月半ぶりの水準を回復した。

 東証株価指数(TOPIX)は20.58ポイント高の2078.06となり、年初来高値を付けた。

 日銀が前週に大規模緩和策の維持を決めたのを背景に、東京外国為替市場で円安が進行。業績が伸びるとの期待から自動車や電機などに買いが広がった。

 決算発表が堅調だった銘柄も個別に上伸した。

東京証券取引所

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