ロンブー・淳と落語家・桂宮治が物事のルーツを探る「モトタドル」で初共演! 相性抜群で第2弾への意欲も

MBSとTBSでは、5月14日に、ロンドンブーツ1号2号・田村淳がMCを務める特番「モトタドル」(午後2:00=MBS制作)を放送。その番組収録後、田村と、スタジオゲストのゆうちゃみ、落語家の桂宮治が取材会に参加。収録の感想などを語った。

身の周りに当たり前に存在しているものは、なぜ生まれたのか? 「モトタドル」は、そのルーツを探して各地を飛び回り、「そのモトをタドル」バラエティー。

今回は、「なぜコンビニエンスストアには当たり前のように“フライドチキン”が置いてあるのか?」を、なすなかにし(中西茂樹、那須晃行)が、モトをタドりながら、発売のきっかけとなった沖縄のチキン文化を徹底調査する。また、当たり前の起源を探る「モトタドル旅」では、仏教大好き芸人の笑い飯・哲夫がインドを訪問。インドを旅しながら、さまざまな“モト”を仏教マニアの視点から大真面目に解き明かしていくほか、「原材料のモトタドル」では、普段当たり前のように目にするものの製造工程を巻き戻しながら、何を原材料にして出来上がっているのか、モトをタドルVTRを見ながら、クイズ形式で紹介する。

田村は「なかなか気付きの多い番組。見てる方にも、楽しんでもらえる内容になったんじゃないかな」と番組への手応えを語り、「あらゆる切り口でモトをたどれるなと思ったし、まだまだいろんなモトのタドリ方があるなと感じました。特番の1回目だけでもフルスイングをしてしまって、次がなかなか降りかぶれないみたいなあると思うんですが、この番組は終わってみて、あれもこれもあるじゃんって想像できたというのは、すごく大きいと思います」と、「今回の視聴率次第ですけど」と笑いつつ、第2弾への意欲を見せた。

ゆうちゃみは「自分がいつも当たり前やんって思うことが全然当たり前じゃなくて、仏教がまずインドにあったっていうのも知らんかったし、“日本に結構伝わってんねんな、仲良しなんや”とか、いろんなことが気付ける番組で、私にとっては学びの場でしたね」と感想を明かす。

宮治は「本当に普通に生活してて知らないことばっかりでした。僕は最近少しだけテレビに出させていただいてるんですが、自分の子どもたち3人に『この番組を見て、パパが出てるから』ってあまり言ったことがなくて。でもこの番組は家族みんなで見たいなと思うし、おじいちゃんとかおばあちゃんも含めた3世代で一緒に見て、みんなで会話しながら楽しんでもらえる番組だなと感じました。ご家族皆さんで見てもらいたいですね」とアピール。

また、それぞれが「モトをタドってみたいこと」を尋ねられると、「カメラの最初が知りたい」とゆうちゃみ。田村に「目に入ったものを言っただけだろ!」とツッコまれる中、「マジです! 私は最新のカメラしか知らないので、最初のカメラがどんなものだったのか知りたいです! あと、ガチャガチャの最初も気になります」とコメント。

宮治は「何でこれを今食べてるんだろうって思うもの、例えばナマコやウニとか。自分だったら、絶対、最初には口に入れないだろうと思うものを、誰がどこでどうやって食べ始めたのか知りたいです」と回答。

田村は「6歳と2歳の娘が子ども番組をよく見ているんですが、子ども番組のモトって何なんだろうって。それが日本独自のものなのか、NHKさんが独自に生み出したものなのか、海外にそういうものがあったのか、タドってみたいなと思いました」と父親目線での気になることを挙げ、さらに「僕は戦国時代が好きなので、その時代の話や、日本の刀がどうして今の形になったのかも気になります」と話した。

なお、田村と宮治は今回が初共演。「全くテレビ界と関係のない寄席芸人のおっさんを温かく迎え入れてくれた淳さんとゆうちゃみさんに感謝しています。寄席のお客さんより2人が温かくて、とても居心地がよかったです」と言う宮治に、田村も「僕も初めてでしたが、すごくやりやすかったです」と相性はよかった様子。「どんなことを投げても何かしらすぐに返してくれる人がそばにいるのは、こんなに心強いのかって。(相方の田村)亮さんに投げてもあんまり返ってこないので(笑)」と相方の名前を出して、取材を盛り上げた。

番組内容にちなみ、最近気付いたことや驚いたことに話が及ぶと、何かあったかな…?と悩む田村の横で、宮治が「反対に“驚きたくないこと”ならあります」と、この番組が続いていった時に、番組のモトをたどったら、「特番には宮治さんが出ていたけど1回だけだったんだ」と言われるようにはなりたくないと説明。そんな宮治に、バラエティー番組にも積極的に出演したいのか聞いてみると「僕は寄席芸人なので…(笑)」と否定していた。

そして、ゆうちゃみは、高校での祝辞を頼まれたものの「難しい漢字が多すぎて驚いた」と笑い、田村は「誰かにののしられるとか記事にできない驚きならたくさんあるんだけど…」と悩みつつ、最終的には「先日乗ったタクシーの運転手さんが82歳と聞いて驚きました!」とひねり出していた。

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