「自分らしいショットも出た」畑岡奈紗は次戦対抗戦で日本をけん引

11位に順位を上げた(撮影/村上航)

◇米国女子◇JMイーグルLA選手権 presented by プラストプロ 最終日(30日)◇ウィルシャーCC (カリフォルニア州)◇6258yd(パー71)

12位から出た畑岡奈紗が、4バーディ、2ボギー「69」をマークして通算5アンダー11位で大会を終えた。ショットを課題に挙げながら本戦を迎えていたが、「やっと自分らしいアイアンショットも出てきた。最終日は攻めのショットができたと思う」と振り返った。

課題のアイアン 最終日で「自分らしい」ショットも出た(撮影/村上航)

「来週はチーム戦でもありますし、迷惑はかけられないなっていうのもありました」と調整を急いだ理由のひとつは5月4日開幕の米ツアー国別対抗戦「インターナショナルクラウン」(カリフォルニア州・TPCハーディングパーク)。日本代表4人のうち、世界ランクトップ選手としてチームをけん引する。

今年は古江彩佳、笹生優花、渋野日向子と米ツアーメンバーが出そろった。畑岡はただ一人、2018年の韓国大会以来2度目の出場。「(前回から)もう5年経つんだと思うとあっという間。日の丸を背負ってプレーするのを誇りに思う」と話した。

来週はリーダーとして期待がかかる(撮影/村上航)

開幕前にはペア決めなどの作戦会議、チームでの練習ラウンドを予定している。「最近はみんながどういうふうな課題を持ってプレーしているかあまり分からないですけど、いいプレーをすれば結果はついてくると思いますし、気持ちよくプレー出来ればなと思います」と意気込んだ。

初めて“日本代表”を背負う渋野は、「まだ実感がない」としながらも、代表に決まったときから楽しみにしていたという。「楽しんでやりたい。いつか日本でもやってくれるといいな」と期待を込めた。

5年ぶりの対抗戦 たぶん日本が一番若いチームかも(撮影/村上航)

最終日に「65」で4位に入った古江は、プロとしてはじめて日の丸を背負う。「自分だけのプレッシャーじゃない。日本代表はナショナルチーム以来久しぶりでもあるので楽しみがいっぱいです」と、今週の勢いをチーム戦につなげたい。(カリフォルニア州ロサンゼルス/谷口愛純)

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