4月の天候まとめ 北・東日本で気温かなり高かった 北日本で記録的に早いさくら開花

4月の天候まとめ 出典=気象庁HP

 気象庁は1日(月)、4月の天候まとめを発表した。気温は北・東日本でかなり高く、北日本は1946年の統計開始以降で4月として1位タイの高温となった。広尾(北海道)や仙台など13地点で、月平均気温の高い方からの1位を更新した。

 降水量は低気圧や前線の通過に伴い、まとまった雨が降った日があった西日本の太平洋側でかなり多かった。日照時間は、高気圧に覆われやすかった沖縄・奄美でかなり多く、北日本の太平洋側と東日本の日本海側で多くなった。

4月上旬

 北~西日本にかけて、暖かい空気が流れ込みやすかった。北日本を中心に上空の暖かい空気に覆われやすかったため、北・東・西日本の旬平均気温はかなり高く、北日本の旬平均気温平年差は+2.9℃で、1946年の統計開始以降、4月上旬として最も高かった。東北でさくら(ソメイヨシノ)が早く開花し、最早記録となった地点が相次いだ。

4月中旬

 12~13日は、北~西日本の広範囲で黄砂が観測された。15日ごろに前線を伴った低気圧が本州付近を通過し、全国的にまとまった雨が降った。15日は札幌でさくら(ソメイヨシノ)が開花し、最早記録を更新した。上空寒気の影響で、16日は関東で大気の状態が不安定となり、東京都心でひょうを観測した。

4月下旬

 低気圧や前線と高気圧が日本付近を交互に通過し、低気圧や前線の通過に伴い本州付近ではまとまった雨が降った。寒気の影響で24日は冷え込みが強まり、全国135地点で冬日となった。

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