
札幌市で1月に回収されたごみの中から見つかった1千万円について、拾得物として扱う、遺失物法や民法で定められた期間(3カ月)が切れ、所有権が1日から市に移った。北海道警によると「自分のものかもしれない」との問い合わせが16件あり、12件の遺失届が出されたが、所有者を特定できなかった。市の歳入となる見込みだが、担当者は「使い方は検討する」としている。
札幌・北署などによると、1月30日、市の委託業者が北区のごみ処理施設で「雑がみ」の中から発見した。回収先は西区、もしくは手稲区と判明したものの、所有者が分からず、2月21日に報道機関を通じて情報提供を求めた。