AIが若手教員の育成支援 コニカミノルタが販売開始

コニカミノルタが販売を始めた「トモリンクス」の利用イメージ

 コニカミノルタは1日、小中学校の授業の様子を人工知能(AI)で分析し、若手教員の育成などを支援するサービス「トモリンクス」の販売を始めたと発表した。生徒の学習管理や、教員と保護者の連絡機能も備える。授業の質の向上や、教員の業務効率化につながるとアピールし、2025年までに100自治体への導入を目指す。

 授業の画像と音声を記録し、手を挙げている生徒の人数や、教員と生徒の発言の比率、視線の向きをAIで分析する。学校側は分析結果を基に、教員の狙い通りに生徒が反応してくれているか、などを振り返ることができる。

 大阪府箕面市や水戸市の学校で先行して導入し、機能を検証してきた。

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