4年ぶり、世代超え盤上で交流 将棋・釜石市長杯争奪大会

世代を超えて真剣勝負を繰り広げる出場者

 将棋の釜石市長杯争奪世代間交流大会(日本将棋連盟釜石支部主催)は30日、同市上中島町の中妻地区生活応援センターで、4年ぶりに開かれた。6市1町から駆け付けた9~85歳の約40人が真剣勝負を繰り広げ、仲間と盤を囲める喜びをかみしめた。

 団体戦に12チーム(各3人)が出場。世代を超えて対局に臨んだ。棋力に応じてハンディをつけ、勝ち点を競った。東和まほろば(花巻市)で出場した岩手中2年の吉田寛太さんは「いろんな人の指し手を見られて勉強になる」と目を輝かせた。

 交流大会は2016年に始まり5回目。この春、本県初のプロ棋士となった小山怜央(れお)四段(29)=釜石市鵜住居町出身=も過去に出場していた。本県将棋界が盛り上がる中、28日には宮古市を会場に叡王戦5番勝負第4局が開かれる。藤井聡太六冠と菅井竜也八段が対戦し、小山四段も大盤解説で参加する。

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