百貨店売上高、4社ともプラス 4月、春夏の衣料品が好調

 大手百貨店4社が1日発表した4月の既存店売上高(速報)は、全社が前年同月比でプラスとなった。気温の上昇や外出機会の増加で春夏物の衣料品が好調だった。スーツケースなど旅行関連商品、増加する訪日客向けの免税品も売れた。

 前年同月比の伸び率は、三越伊勢丹ホールディングスが17.2%、大丸松坂屋百貨店が16.0%、高島屋が10.3%、そごう・西武が8.6%だった。

 高島屋の担当者は「大型連休に向けて半袖のブラウスやTシャツ、帽子などを買い求める人が多かった」と説明している。外出を控えていた高齢者らの来店が増え、物産展の売り上げも伸びた。

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