「天使の歌声」と称され、今年で創立525周年のオーストリア伝統の「ウィーン少年合唱団」が1日、4年ぶりの来日公演を前に東京都内で記者会見を開いた。エーリッヒ・アルトホルト団長は、新型コロナウイルス禍の公演中止に触れ「苦しい時期を強いられたからこそ、皆さんとポジティブな未来を過ごしたい」と強調した。
合唱団は、相次ぐ公演中止で一時資金難に陥り、各地のファンから寄付が届けられた。昨秋から北米ツアーなどを行い、日本では5月3日の東京公演を皮切りに15都府県で28公演を行う予定。
団員で東京都出身のノブタカ君(14)は「友達もいっぱい来るので良いツアーにしたい」と笑顔で話した。