陸自ヘリ事故、新たに1人死亡 機体回収は2日以降、宮古島

沖縄県・宮古島の平良港に接岸した作業船「新世丸」=1日夕

 沖縄県宮古島付近の陸上自衛隊UH60JAヘリコプター事故で、陸自は1日、機体回収の準備作業に当たっていた民間作業船が新たに1人を引き上げ、陸自の医官が死亡を確認したと発表した。ヘリの搭乗者は10人で、死亡確認は6人目となった。4月に海底の捜索で見つかり残されていた1人と、同一かどうかは不明という。作業船による機体の引き揚げは2日以降に持ち越しとなった。

 1日午後、作業船は準備作業を続行したが、引き揚げを同日夕方までに終える見通しが立たなかった。4月30日も悪天候で作業が中止となっていた。

 10人が乗ったヘリは4月6日午後、宮古島北西の海域で消息を絶った。

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