米入国者の接種義務を廃止へ 新型コロナ、連邦政府職員も

バイデン米大統領(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】バイデン米政権は1日、海外から空路で入国する外国人に課してきた新型コロナウイルスワクチンの接種義務を11日で廃止すると発表した。全国を対象に出している公衆衛生上の緊急事態宣言の期限切れに合わせる。世界の死者数が流行開始以来の低水準になっていることも理由に挙げた。

 連邦政府職員の接種義務も11日で解除する。2021年に導入し、昨年1月までに98%が1回以上受けるか、受けられない理由を届けた。

 政府は国民の大半が感染やワクチン接種により一定の抵抗力を獲得したと判断、トランプ前政権下の20年1月に初めて出した緊急事態宣言を更新しないと表明している。

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