【写真グラフ】クルーズ船「にっぽん丸」 9年ぶり鳥取港に到着

にっぽん丸の寄港を歓迎する和太鼓演奏

 鳥取市の鳥取港に1日、商船三井客船のクルーズ船「にっぽん丸」(2万2472トン)が寄港した。同港への寄港は2014年4月以来、約9年ぶり。港では和太鼓の演奏や地元マスコットキャラクターのお出迎えがあり、乗客約360人をもてなした。

 にっぽん丸は9泊10日のクルーズで、日本海側を中心に日本一周している。4月30日に壱岐(長崎県)を出発し、2日には七尾(石川県)に寄港する。

 港では鳥取市の逢鷲太鼓連が和太鼓演奏を3曲披露して盛り上げたほか、「トリピー」「因幡ぴょん兎(と)」「しろぴょん」が手を振って歓迎した。

 乗客たちは鳥取砂丘や砂の美術館、仁風閣を巡るツアーなどで観光と買い物を楽しもうと、バスやタクシーで港を出発。ゴールデンウイークの休暇を使い、川崎市から夫婦で訪れた沢木誠司さん(64)は「快晴でうれしい。観光だけでなく、地酒や名物を買って鳥取を満喫したい」と声を弾ませた。

鳥取港に寄港したにっぽん丸
観光のために下船する乗客たち
地元マスコットキャラクターがお出迎え
クルーズ船の寄港を歓迎する地元住民ら

© 株式会社新日本海新聞社